るりだよ!
ふと思いついて「うちの毒親のここがヤバい」エピソードで分類分けをしているところ。
うちの場合まず思いつくのは勉強編。
並べてみると本当に自分の都合のいいようにしか物事を見ないことがよくわかった。あとは「お母さんって十分病的な被害妄想だったんだな」と少し感じることができた。
毒親エピソードのアウトプットの仕方を少し変えてみると、見えるものがまた変わって面白いかもしれない。
なぜ勉強編?
母親は貧乏で過酷な環境から這い上がった勉強一本の人だった。
「勉強して周りを見返してやれ」みたいなことも口癖だった気がする。今思えばそれって子供のことを言っているのではなくあなたの人生の感想だね。自己紹介的な。
毒親は子供を自分の手足の延長としか見ていないね。我が家の場合、勉強に関しては特に母親の善悪の基準とか思い込みがはびこっている。
散々日記とかで吐き出しているエピソードではあるんだけど、俯瞰すると母親の考えが見えそうな気がしたから。
いとこの家にも送られてくるファックス
私の母親が勉強にかける執念は本当にすごかった。
小学生の頃、いとこの家で一泊しようものなら勉強のプリントがファックスで大量に送られてきた。
母親の手書き学習プリントがしょっちゅう我が家では作られていて、父親は冗談で「家に家庭教師がいる」とか「母が受験するんか」とか言っていた。たまったものではない。
物心ついた時には「いい大学に行きなさい」とか「医者になりなさい」とか母親が勝手に決めていた。気付いたらそれは当然のハードルになっていた。
母は自分で決めた物語に対して勝手に周期的に不安になっているだけではなかろうか。自分の不安を消すために勉強への干渉をしてくるのではないか。
そうでなければもはや意味がわからない。
地獄から這い上がらなくてはいけなかったサバイバーと同じ貪欲さを持たない娘を責めてくる。うまくいかないことは全部子供のせい。
しかも勉強で「私は人より賢い」ってマウントを取れる。これで一気に我が家の負のループ完成。
「私は勉強ができるから教えてあげる。任せなさい」といいことをした気分になっている。
お母さん、あなたが受験したいだけでは??
旅行先や外食先で出てくるプリントや参考書
料理が出てくるのを待ってる時とか、旅行の移動中や早朝や観光からホテルに帰った後なんかを母は「隙間時間」と呼ぶ。
「十分楽しんだでしょ」
って参考書やプリントが出てくる。母親の見張り付き。母親は頭がいいから母親のペースで問題を解けないと逆鱗に触れるよ。間違いは許されない。
「何回やったらわかるんだ、これはこう解くんだろうが!」
高確率でヒスを起こしながらかぶりつくような勢いで解き方を教えてくるけど口調が完全に輩だよ。
子供が十分楽しんだかどうか親が決めるなよって逆に笑えてくる。母親はあれが本当に効率がいいと信じてたんだろうか。
母親はふとした時にしょっちゅう「このままじゃいけない。子供がいい大学に受からないかも」って予期不安に襲われていたのかな。
成果を上げないと落ち着かなかったり、それを埋めるために勉強の強要に走っていたりしたのかもしれない。
本当に勉強が楽しかったら子供にも楽しさを理解させようとするだろうから、根本にあるのは見返す気持ちや不安だと思う。
母親の不安に振り回されて非効率な勉強をさせられていたように思う。
「このままの成績じゃだめ」ってはっきり言ってくるのも子供のやることを少しも信じていない現れだし、いちいち手や口を出してくるなんて以ての外。
子供目線では、自分の能力や上手な対処を知って少しずつ試していくチャンスや計画を自分で立てる能力なんかも奪われるからね。長い目で見て悪影響ばかりだよ。
最近わかったけど、母親は理由なく怖がっているものがたくさんあった。
ちなみにこれもシリーズ化できる。娘の現実の身には起こっていない学校での虐めの例とかをよく集めていたりした。
子供の勉強への執着も隠れた被害妄想の表れなのかもしれない。
まあこの不安って根深くて、しょっちゅう子供や周りの人格否定をせずにはいられないほどのものだから、周りの人間にできることは何もないよ。
内申書をよくするために逆上がりの練習
小学校の頃、体育の点数を稼ごうと竹馬・一輪車・逆上がりは母親の指導付きだった。
一輪車の練習も散々させられたけど、自転車に乗れるように練習するのが先じゃないの?
逆上がりには嫌な思い出がある。
毎度のことながらベソかきながら逆上がりを公園で練習させられていたんだけど、同級生にまじまじと見られたことがある。
母親は自分の背後数メートル先で自分たちに目が釘付けになっている子供に気付かなかったのだが、私は同級生の視線に完全に気付いている。
目撃した同級生には何も言われなかったけど、その子の表情は忘れられない。ただ見ていることしかできないけどどうしたらいいんだろうって顔をしていた。
ちなみに母親に強制された分野で好きになったものはほとんどなかった。
自分で面白さを見出さないと意味ないなって教訓にはしている。正直親がいいモデルじゃなかったからどうしたらいいかわからなくて、対人関係でよくネックになることの一つだよ。
母のお手製教材
母のお手製教材は参考書のコピー、問題と解説や暗記法、解き方などを書いた手書きプリント。母親から離れないと大学の勉強や資格の勉強までこれがついて回るぞ。
一時期、母がテープに暗記のための替え歌を母が吹き込んで渡してきたことがあった。さすがにそれはすぐに辞めていたけど。
「クビにならんの?」と思うほど仕事中もしょっちゅう子供の勉強の参考書を読み込んだり、プリントを作ったりしてくる。どれだけ体力あるんだってぐらいしょっちゅう量産されていた。毒親にパワーでは勝てない。
この汚い字で書かれたプリントが外食先や旅行先で出てくるというわけだ。
まあ参考書そのものがカバンから取り出されることもあるけど。
あと母は子供の持ち物とかすぐに見てくる。いない時に絶対に部屋を漁っている。
母親が寝たことを確認して夜中に漫画を読んでいたら現場を押さえに何度も来る。
これが親の愛だと思う人にはうちの母親を贈呈してあげたい。同じことをアウトプットし続けたからエピソードの毒気が薄く見えるだけだよ。
平気で人格否定をしてくるし噓をつく人だから、それだけでもエピソードを並べることができる。
過ぎちゃったどうしようもないことを癒すために、私は今日も創作のネタを考える。
毎日私はあの頃の自分を慰めに行く。
読んでくれたみんなへ。
絶対に大丈夫だよ。ここまでもあなたは十分頑張っている。
ひたむきな自分に気付いてあげて。
またね。
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